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FX予言集 フィリップFXブログ

今の時代、デフレは悪だ。

今回の予想外?の円高で、日銀総裁会見ではデフレへの認識を匂わせるような発言があり、
政府との認識の違いを払拭するかのように歩み寄っている。 この発言は市場がさせたものであり、本音は違っていたであろう。 米国がドルをじゃぶじゃぶ市場に流し、将来の世界的なインフレや円キャリートレードの再来を恐れるという事がデフレ認識度合いの低さに繋がっているだろうが米国はドルキャリーを暗黙の了解で相場認識し、それを逆利用して株式相場を押し上げている。 もうデフレは嫌だという国民は多いと思われ、給料が目減りする代わりに安く物が買えるといっても、それでは前向きにはなれない。 はっきりとインフレ目標導入でもやっても良いかもしれない。 デフレでは守りは堅くなるが、攻めることは出来ない。 新興国の台頭で、企業だけではなく世界レベルでの競争が増すことになった今では、一度国民に上を向かせる必要があるがデフレでは下ばかりみてしまうのではないか。 ここにはきっちりとした対策が求められるのではないか。
デフレ認識の甘さが円高に繋がっているのは、政府も同じ事であり、デフレの中で輸入物価や原材料を幾ら下げても内需減退が買う意欲を上げることはない。 市場は円高に走り出しているので、軽い対処で戻す事はなかなか難しいであろう。 利下げ余地は少しあるようだから、デフレ認識を強くするならその方法を考えてもおかしくはないだろう。 とにかくデフレが良いのか、インフレが良いのかはっきりポリシーを持って方向を示す事が必要であるかと思う。 経済サイクルは歴史的に段々振れが大きくなってきているし、新興国の台頭や更にアフリカ諸国も経済を上げてくると、上に振れるほうにリスクは大きい。 日本だけデフレで取り残されては、国民のストレスは計り知れないだろう。 外貨に投資している国内投資家の資産を増やすのに、ここから円安に振れれば内需拡大に少しは寄与してくれるのでは?と思ったりもするのだが。 ここしばらくは85-88円辺りのレンジ相場で次の波を待つのだろうか、90円に早く戻らないとリスクは高いままだ。

2009.11.30日 6:10更新

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