シンガポールの金融の中心となる
シンガポール証券取引所(以下SGX)には
世界から集まった企業が
たくさん上場しており、注目を集めています。

SGXのリサーチ(調査)および金融リテラシー株式事業部の
エミリア・タンさんから
取引所のことやシンガポールの金融市場、
世界市場からみたシンガポールなど
あらゆる角度から説明していただきました。

左からリサーチ(調査)および金融リテラシー株式事業部
黄楚茵さん、アマンダ・ホアン・チュインさん、
フィリップ証券アンバサダーの小倉優子さん、
エミリア・タンさん
シンガポール証券取引とは
アジアの金融の中心、
シンガポールにある金融取引所
シンガポール取引所(SGX)は、1999年に旧シンガポール証券取引所と
シンガポール国際証券取引所が合併して誕生しました。シンガポール
は現在、アジアの金融の中心として活躍しており世界中の投資家が集まっています。
シンガポール市場が投資家に
注目される5つの理由
1
安定性がある
シンガポール株価指数(STI)は、2019年末~2023年末にかけて19%の利益率がありました。これはFTSEアジアを上回る成果です。この株価指数の50%以上が銀行業が占めており、2019年末以降平均50%の総合収益を達成しています。また過去10年間でみても、年の平均総合収益は10%となっているため、安定的に収益が見込める指数として注目を集めています。

2024年4月16日~5月27日までで
出来高が多かった銘柄

2
通貨高が続くシンガポールドル
シンガポールドルは世界中の通貨の中でも安定した通貨のひとつと言われています。特に2022年以降、対米ドルに対して上昇し続けており注目が集りました。また、シンガポールは世界の中でも開放的な経済大国のひとつであり、貿易総額はGDPの300%を超えています。

3
アジア全体から集まるマーケット
シンガポール株価指数(STI)は、シンガポール以外からも構成されています。上場企業625社(時価総額5,700億米ドル)のうち33%は非シンガポール企業から成り立っています。更にシンガポールを除くアセアン諸国から約80銘柄となっており、シンガポール以外のアジアの国々にも投資することが可能となりました。

4
世界最高水準の配当
シンガポール株価指数(STI)も配当利回りは5%となっており、またシンガポールを含むFTSEアジア太平洋全世界指数(*FTSE All-World Asia Pacific Index)は3.5%、FTSE All-World アジア・パシフィックでは、2.1%を記録しており、どれも世界最高水準の配当となっています。
5
実は過小評価されている?
シンガポール株式
シンガポール株価指数(STI)の予想株価収益率(P/E)は10.9倍、予想株価純資産倍率(P/B)は1.1倍で、いずれも過去の平均値に近い水準で推移しています。世界全体の株式市場を表すFTSE All World IndexのP/Bは2.7倍であるため、STIは比べて割安な水準で取引されているといえます。

どのような企業が
シンガポール取引所には上場しているの?
日本の証券取引所(JPX)同様、様々な企業が市場には上場しています。
金融
飲食店を含む小売業
テクノロジー
ヘルスケア
運送業や、エネルギー事業
農産物、鉄鋼、石油、ガス
不動産など
上場銘柄の業界別比率




シンガポール株式はかなり有望なのですね。
今後は日本やアメリカだけではなく他のアジアの株式にも注目していきたいです。
SGXでは今注目のASEAN諸国の銘柄も上場していると伺い、ますます興味を持ちました。
進むAI化の中でのSGX
AI市場は2030年までの間に10~20%の成長が見込まれ、シンガポールはデジタル 配信サービスの世界第8位の輸出国 (2019年の1億600万ドルに対し、2022年には1億5,000万ドル) となっています。
その他の金融機関などでもデジタル化が進んでいるほか、ハードウェア・ソリューション、ソフトウェア・アルゴリズムAIソリューション、AI産業の応用が進んでいます。
こうした中、スターハブ社は収益の13%をセキュリティのソフトウェアで計上している他、主に金融サービス業界に注力する企業向けテクノロジー、ソフトウェア、サービスを提供する会社シルバーレイク・アクシスは「Cloud Link」でAI化を進めるなどしています。これからSGXの中でも、AI化を進め収益を増加する企業が増えることになりそうです。

iEdge Artificial Intelligence 40 インデックスは、人工知能に関連するハードウェア・ソリューショ ン、ソフトウェア、アルゴリズムによる人工知能ソリューションの提供、人工知能の産業用アプリケーションを開発している40社の米株式市場上場銘柄のパフォーマンスを表した時価総額加重型インデックスです。
シンガポール国内では
S-REIT(不動産投資信託)が大人気
特に投資家からは、S-REITと呼ばれる不動産投資信託が人気。日本同様、分散投資のひとつとして考えられリスク回避として使われることとが多いです。また、アジア最大級のリートとしてASEANの不動産市場を牽引しています。

信託件数 | 41 |
---|---|
時価総額 | 920億シンガポールドル |
平均配当利回り | 6.9% |
平均PBR | 0.74x * |
年間SDAV | 2億3,100万シンガポールドル |


特に投資家からは、S-REITと呼ばれる不動産投資信託が人気。日本同様、分散投資のひとつとして考えられリスク回避として使われることとが多いです。また、アジア最大級のリートとしてASEANの不動産市場を牽引しています。
S-REITと不動産信託の利回りは
他のアセットと比べても最も高い

およびデータがない(N.A.)分配利回りは含まれていません。
#2 10年利回りに基づく
#3 MAS(シンガポール金融管理局)の
基準インフレ率は、2024年11月の統計に基づいています。
登録・加入協会等
金融商品取引業者/関東財務局長(金商)第127号
商品先物取引業者/経済産業省20240430商第6号 農林水産省指令6新食第341号
加入協会/日本証券業協会、
一般社団法人金融先物取引業協会、
日本商品先物取引協会、
一般社団法人日本STO協会
加入取引所/東京証券取引所、大阪取引所、福岡証券取引所、東京商品取引所