FX予言集 フィリップFXブログ
円売り
流れはクロス円の上昇へ向かっている。 ドル安、ドル高ではないようだ。 今日、JPモルガンが新興国株式指数の更なる上昇を見込んでおり、代表的な新興国株価指数であるMSCI指数が4-5年間で4倍にも上昇すると予想しているというレポートがあった。 このように、最近の新興国株への期待が高まっているのが世界的な株価指数上昇の一つの要因となっている。 特にBRICSと呼ばれる新興国(ブラジル、ロシア、インド、中国)の株価指数はリーマンショック以降の下落から強烈な戻しを見せている。 その中で、為替相場へも影響が大きい中国の経済指標は当社の経済カレンダーでチェックが出来る。 株の話をしているが、FXではクロス円が株価と連動していて上昇傾向を強めていて、この相関関係はなかなか崩れる気配がない。
昨日は、米国小売売り上げが予想を上回り一瞬ドル高に振れたが、ドル円が上昇した後対ドルの通貨が上昇に転じ、結局クロス円の上昇をもたらした。 また懸念されていた米国30年債入札は堅調な需要が見られて順調に消化したようで、金利を下げる要因となった安心感も株価堅調の背景となった。 米国ダウが大幅急落しなければ、新興国が世界的な株価を支える構図となっており商品相場上昇へも寄与しているようだ。 米国やその他の先進国に加え新興国という大きなエンジンが追加搭載された世界経済は、個人消費へのマインド向上とそれがもたらすであろう景気回復には好都合な動きが出始めた。 次のインフレは一体どうなるのだろうか?予想している私としても怖いくらいだ。 行き過ぎやすい相場が冷やしてくれるのか、それとも前代未聞の世界的なインフレが大きなバブルを再度起こすのかはわからないが、原油が上昇するのは我慢出来ても人間が生きるために必要な食物だけは上昇しないよう野菜工場なんかで十分確保出来るのだろうか?この国は。 そう思うと個人投資家が円売りに走るのもよ~くわかる気がする。
2009.6.12日 5:47更新
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