FX予言集 フィリップFXブログ
金利差大逆転
FRBでの思い切った金利引下げで、公定歩合を0.75%引き下げて0.5%とし、FF金利は0%から0.25%の幅をもたせた金利設定として、事実上のゼロ金利政策でドル売りが旺盛となっている。 ドル円は、先日の安値である88.10近辺まで売られ、ユーロドルは1.4台の大台乗せとなっている。 さすがに年末での薄い相場が影響しているのか、欧州ECB内での利下げ要因が減退しているのを受けてのユーロ買いで始まった上昇が、テクニカルを無視しての推移となっている。 ここまでくればそろそろ利食い売りで押される展開も予想したいが、何せ年末は行くところまでいくのが相場である。 1.4200付近を高値からの半値戻しとみていて、一旦利食いが出るはずだが、利食い後は再度上昇する可能性も残るだろう。 ユーロポンドは今日も高値を更新し、パリティーである1まであるのかと思わせるような動きが続いている。 あり得ないとは思うが、ユーロドルとポンドドルが同じレートになる可能性は否定できないかもしれない。 欧米の金利差の拡大が背景となっているため、ドル安基調が鮮明となるのか年末までの動きに注意が必要となった。 日米の金利逆転は、93年の2月以来の事で16年ぶりであるので、この稀な出来事が頻繁に起こるのが事の重大さを物語っていて、世界景気先行きの見通しは依然悪化方向で進んでいる。
2008.12.17日 6:57更新
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