FX予言集 フィリップFXブログ
ビッグスリーの影響
米国では政府と民主党が自動車メーカーに対して140億ドルの融資をすることで合意したとはいえ、それは民主党数が多い下院での話であって、上院での議決は共和党と民主党勢力が均衡しているために微妙な票決となりそうだ。 今夜のうちに採決が行われるかどうかはわからないが、今週中にも結果が出るであろう。 いずれにせよ来年すぐまでには融資決定となるだろうから、市場はわかっているはずで結果を受けて一旦株価は上昇し、クロス円も多少は上がるとは思うが、その後何もなければ議決前のレベルには戻るであろう。 市場はある程度織り込みつつあり、雇用に対してマインド的なインパクトはあるが、それ以外の影響はあるとは思えない。
先日、中国で貿易指標が発表され輸出額が昨年同月比の19%の伸びから一気にマイナス2.2%まで落ち込んだ。 これは、最大輸出相手国である米国向けが大きく落ち込んだことで、米国国内消費の落ち込みの大きさを表している。 来年早々発表される、米国の今年9-12月期の消費者指数等では、予想とはかけ離れた数値が出る可能性をこの辺から読んでいかなければならない。 これがドル安の背景とすれば、日本、中国、韓国でのスワップ協定は逆に円高ドル安対策での一つの理由となる。 相場はスワップ協定の報道を受けて、比較的クロス円には買い多少入っているようだが、輸出企業の売りが多いドル円はまちまちとなっている。 今日これからの時間、欧州勢の自国通貨への動き次第の展開となってクロス円相場へ影響を及ぼしてくるだろう。
2008.12.11日 4:25更新
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