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FX予言集 フィリップFXブログ

大規模な景気対策でドル安傾向

昨日のニューヨーク時間では、FRBが住宅ローン関連証券への買い入れから米国財政赤字が増加することからドル売りが優勢となり、ユーロドルは1.31の抵抗線の手前まで、ポンドドルは1.54をやや越えたところまで上昇し、現在はやや値を戻している。 クロス円は、最初は欧州通貨に押されて上昇したが、株価の反応が今ひとつだったため、ドル円が下落して値を上昇前のレベル付近まで戻している。 しばらく、ドル売りを材料として欧州通貨は強いパターンが考えられ、昨日の高値をしっかり越えていくかを注目したい。 
 日本と欧州が第2四半期と第3四半期に連続してマイナス成長となったことから注目されていた米国の第3四半期のGDPがマイナス圏となり、3圏での連続マイナス成長は戦後初めての出来事となってしまった。 このことから、今回のサブプライム問題での世界経済の低迷は、世界恐慌の1929年以来の出来事に認識されていくのだろうか。 英国のGDPも今夜の発表で、前回のゼロ成長からのマイナスは確実である。 ただ、新興国が経済力をつけて消費者の購買力に繋がっていることと、政策面での過去の反省からの前倒しが市場を支えるはず。 しかし、タイミングを考えると世界大恐慌時の経済状況とフーバー大統領とオバマ次期大統領の登場時期が似通っているために、市場の煽りを食い易い相場となっている。 確かにケースシラー住宅価格の大幅な下落が続いている今は、先行きに対する不安を煽るニュースに事欠かない状況だから、投資家は損失確定後に手を出せない状況が続いている。 こうなると相場は一気に戻すのではなく、長い時間をかけてとなるから、タイミング逃しやすい。 クロス円の上昇が同じくゆっくりとなるだろうから、ドル安基調となってもしばらくは方向感のない上げ下げを繰り返すだろう。 長期投資をするつもりで、レバレッジを低く設定し、小さい金額で投資する必要がある。 方向感が付かない今はある程度のレンジ内での短期投資に利ざやの分があるはずだ、それぞれの資金を使い分けて、上手に乗り切っていただきたい。 歴史は繰り返すのだから。

2008.11.26日 3:47更新

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