FX予言集 フィリップFXブログ
最新調査でFXの口座数が1年で2倍となったようだ。
抜粋すると、
矢野経済研究所の調査によると、2008年3月期の口座数はFX業界全体で123万7319口座。2007年3月期の64万4802口座から91.9%も増加した。同研究所はその原因を(1)セミナーの実施、キャンペーンによる開拓(2)高スペック商品の投入による投資環境の充実(3)投資コストの低減――にあると分析している。
口座数は2007年3月期の倍近くまで伸びたものの、口座残高は6964億2400万円と13.5%の増加にとどまった(2007年3月期6133億6300万円)。同研究所では、「2007年秋や2008年春の急激な円高によって外貨買い投資家の資産が減少したこと」が要因とみている。
ということだが、それは納得の結果であると思う。 日本経済、内需産業が活発になったところで米国発のサブプライム問題で、幾もの不動産リート関連業者が破綻となり、引き続き金融機関の融資縮小の足かせとなるに違いない。 こうなると、日本を捨ててFXで稼ぐしかないのは、頭がいい投資家だから考えることだ。 この日本の株式相場には、まだ規制が多く、一般投資家にFXの方が投資に適していると思われるだろう。 リスクさえ問題なければ、長期では株式のヘッジも含めていい投資先となるのは間違いなく、FXを始めたい投資家の皆さんは、益々増えていく一方であるのは確実であろう。
そういう中、スワップ狙いの投資家には、円安がなかなか一方的には続かず、ドル円が上昇してもクロス円が下落しているのは頭が痛いのでは、ないだろうか。 でもそこには、理由がある。 ドル円でいうと、日本の産業の大半が輸出に関連しているため、実需では売り、つまり円買いが基本となってくる。 円安は投機、更に最近プラスアルファーで外資の円キャリーと個人投資家の日本売りが乗ってきているので、円高に一方的にはならない。 だが、輸出企業の売りは指値注文で大きいので、なかなか買いあがるのは一方的にはなりづらく、遅い動きとなってくる。 そこで、最近の原油の動きと逆連動のドルはユーロを中心にたたかれていた。 しかし、原油急落となるとユーロ、ポンド、豪ドル、カナダドルを中心にこれらも急落となってしまう。 それ故、ドル円以外のクロス円は、対ドル通貨の動きの影響を受けやすく下落基調となっている。 これを基に考えると、しばらくは原油相場とクロス円は同調しそうな展開となってくる。 ドル円の変動率が上がるまでは、この連動性は続くであろう。 今は、スワップ狙いは難しい相場だ、チャートを堅実に追っていくひとつの通貨ペアーにドルスイスがあり、ドル円と共に、原油が下げつづけてもスワップ狙いの商品群のひとつではあるので研究の余地があるのでは。
2008.8.14日 6:49更新
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