FX予言集 フィリップFXブログ
米銀は大丈夫?
英国の消費者物価指数が前年比3.3%上昇で、インフレ懸念が高まったことに対してBOE(英国中央銀行)が財務省に提示した書簡で、インフレ抑制として利上げが不透明だとしたコメントからポンドが急落し、1.97台目前まで上昇気配にあったポンドドルは2時間ほどで約230ポイントの下落となった。 安値は1.9470レベルで、今朝は下落幅の半値まで戻している。 再び上昇トレンドに乗れるかというところでのこのコメントは、売り方が待っていた1.97台目前だったので、テクニカルの影響もあり下落に弾みがついた。 米国市場では、ゴールドマンサックス証券の決算はさほど株価には影響がなかったものの、同社のアナリストが、米銀は膨らんだ損失に対処するため650億ドル(約7兆円)の追加資本調達が必要になる可能性があるとの見方を示したことから、金融株が売られプラスだったダウ平均はマイナスに転じ、それが尾を引いてマイナス108ドルで引けた。 指標でも住宅着工の弱さから早期利上げ観測後退し、ドルも軟調となっている。その影響でクロス円も調整売りに押されている。
今日は英国中央銀行(BOE)の議事録以外にはあまり大した指標はないが、米国証券モルガンスタンレーの決算発表があるので、注意が必要だ。 ファンド勢の仕掛けは、最近は米国市場ではあまり見られなくなったが、欧州時間に入っているようだ。 ドルというよりは、昨日に引き続きポンドやユーロの動きが顕著になり、連れてクロス円も振れる展開はありそうだ。 ドル円はレンジ傾向が強まり、107.30-108.30が今日のレンジ予想である、円通貨は日柄での調整があってもおかしくはない週なので、ドル円のもみ合いは妥当であろう。 もし高値を数日中に抜けることがあれば、109.60、110.30を捉えにいくのも時間はあまり掛からないと思っている。
2008.6.18日 10:28更新
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