FX予言集 フィリップFXブログ
G8に向けてのポジション取り
昨日の午前中にバーナンキ議長のインフレ懸念発言で、ドルが買われて利上げが帯びてきた。 このECBトリシェ総裁の意図と同様に、金融緩和から一気にインフレ退治へと舵を切ったFRBの意図はどこにあるのだろうか。 景気が多少痛んでも仕方がないと踏まえての動きかはわからないが、歴史的な動きだと株価は金利上昇局面ではほとんどの確率で下がるはずだ、それに今回は住宅価格の下落などの影響がまだわからないだろうから、痛みを伴うのを承知での動きであるのか疑問である。
このドル買いは、今週末の大阪でのG8財務会議までドル安訂正の意思を伺うまで続き、ドル円108円、ユーロドル1.5300割れまであれば週末前に若干の調整があるだろう。 米国金利先物は、既に0.5%までの利上げを織り込みに掛かっている。 欧州共に金利先高となれば円キャリーが進んでいくのもおかしくはない。 輸出王国で必需品に至っては輸入王国である日本の利上げは、簡単にはいかない。 クロス円の上昇もまたあるのかと考えている一般投資家も少なくはないだろう。 そうなっても、米国やインド、中国の株価が調整していればいいのだが、さもなければ資源高はなかなか止められないということになりそうな気がする。
2008.6.11日 1:39更新
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