FX予言集 フィリップFXブログ
一般庶民はつらいよ!
先週金曜日からのクロス円の乱高下も、結局は堅調ながらも行って来いの展開で終始している。 原油の下げから、ドルが買われてユーロドルの連動でユーロ円は安く推移しているがさほどではない。 ユーロドルが下げている割にはドル円が上がらないのは、国内の輸出の売りせい、106,107円とは簡単にいかないようだ。 米国が利下げを打ち止めすると、株価の堅調さを保つのは難しい。 商品先物の価格がこのまま高止まりしてしまうと、インフレを抑えるには利下げは出来なくなり、今度は景気に冷や水を浴びせそうだ。 どっちにしろ、米国経済の数年の低迷は避けられないのではないように思える。 その影響で欧州経済も軟調となり、結局ユーロはタイミングは遅くなるにしても多少は下がっていくだろう。 金利高やユーロの調整売りよって、ドル安は多少の改善はあるだろうが、長期低迷となるだろう。 世界中の株価の動きもあまり有望視は出来ないのではないか。
国内で漁業が原油高で収益が上がらず、赤字覚悟での操業が続いているそうだ。 宅配便にしても、燃料費(サーチャージ)がこれから上乗せされるそうで、庶民には耳が痛い話ばかりだ。 ただ庶民が贅沢を抑え、バターやまぐろをマーガリンや鯖に替えて生活すれば自然と高級品の物価は下がっていくまで待つしかないのは、資源輸入国の痛いところではある。 週末のマイカーも減り、電車で出掛けたりといった行動が増えてきそうだ。 せめて政府は農家に補助金を出して、お米くらいはまともに作ってもらうようにしてもらいたいものだ。 そういう出費には国民だって文句は言わないであろう。
さてドル円は105円後半が重い感じとなっているが、下値は少しずつ切り上げており、104.00は堅い感じである。 ドル円には輸出の売りがあるので、上昇にはもみ合う時間が必要不可欠となるので、その間でのファンダメンタル要因によっての動きが支持されやすく、そういう意味では今週末での米国雇用統計は重要な指標となるかもしれない。
2008.6.4日 4:47更新
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