FX予言集 フィリップFXブログ
仕掛け側の負け?
昨日までは単なるドル売り仕掛けの失敗だったのか、ドル円は104円台を回復し堅調推移と、先週からの流れと逆行する形となっている。 102.50を割れず、103円に乗せた後もみあいながら米国新規失業統計の想定外の好結果は、それまで売っていた向きの投げも出てドル買いに転じたようであり、その前の背景として日経平均も下げの予想の中上昇に転じたのも大きかった。 ドル円はこれでレンジとなりそうだが、102.50-105.50と3円幅しかないので、だましが出やすい相場展開が続こう。 ユーロドルは1.5850のターゲットには30ポイント弱も届かなかったが、ポンドドルは1.98台へ上昇したのは、原油の利食い売りからユーロポンドが売られたのが原因のようだ。 トレンドブレークでだましの展開が多いこの相場では、アナリストも上がれば上昇へ、下がればまた逆と投資家の目をだましついて行かせるような天邪鬼相場であるので、レンジと決めて相場に向かう方が良さそうだ。 ドルの戻しの相場は、3月半ばに底を売ってからここ2ヶ月、先週中に終わったと見ている。 その次の展開がはっきりするまで、だましを入れながらのレンジ相場となろう。 長期で見て、米国の景気を見てみるとこれ以上の金融緩和はインフレを鑑みると難しい状況にあり、住宅価格の下落が続く今は、クレジット懸念もまだまだ残っており、本格的にリバウンドするにももう一度の下値探りは必要だと思っている。
スタグフレーションの危機でもある米国の景気減速が世界にどれくらいの影響を及ぼすのか、この辺の時間差での為替相場展開を読んでの投資が必要となるだろう。 ただ付け加えるならば、日本経済の先行きも決して良いとは言えないので、対円はタイミングを見計らっての投資が重要視される。
2008.5.23日 10:06更新
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