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FX予言集 フィリップFXブログ

透明性の違い

昨日のドル円は、前日高値を更新したものの数ポイント幅とほぼ同じところから利食いに遭い102円台前半まで押し戻されている。 今日は指標までは、レンジ内での推移となろう。 米国のサブプライム問題で、ベアスターンズを始めメリルリンチなど大手証券会社は大きな損失を余儀なくされている中で、直ぐに損失額を計上し公表したことが、会計上の透明性での信用と見なされ、海外からの資本投入を促すことが出来た。 この辺が日本のバブル期の金融システムとは違うところだ。 その中で、山一證券が破綻の原因となったのは、約2700億円の債務隠し事件であって、含み損を隠すために会計上損失が表面化しないように決算期の異なる企業間で含み損のある有価証券を転売してしまった、いわゆる飛ばし問題である。 含み損を時価会計で確定するのは、世界共通であり、その時の日本は固定資産での時価会計が免れていたのは非常に遅れたシステムであったと言える。 それをFXにあてはめると、両建てです。 両建てをしてしまうと、含み損益が確定したことになり、決済していないとはいえ同じことになります。 それに、売りと買いのスワップ金利差を支払い続けることになり、期間が長くなるとそれにより純損失以上のマイナスが発生する可能性だってあります。 負けたら、さっさと認めて次の投資のステップとして学習することで、心理の上に於いてもリラックスした状態で望めることでしょう。 早く世界基準の会計方法に習い、ご自分のポジションを各月末の値あらい(引けのレート)で計算してみましょう、正しい現実が見えてくるはずですよ。 但し、相場は必ず戻っていくものというのは一理ありますから、その視点からみれば違う考え方も出来ますけどね、でももし長い間戻って来なければどうしましょうか。
さて相場ですが、ユーロドルは一時1.5513まで下げダブルトップへの道しるべかと思わせたようですが、そう簡単にチャート通りにはいきません。 米国失業率前にちゃんと元の指定席へと戻ってきました。 まずは今夜の指標後の動き次第となります。 先週とうって変わって、ユーロポンドはロンドン時間で急落しており、先週の買いが投機的であったことを裏づけており、金融全体の資金の一部が為替に回ってきたと思われることから、失業率の結果次第では相場の波乱要因ともなり兼ねない可能性があります。

2008.4.4日 9:21更新

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