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FX予言集 フィリップFXブログ

クロス円が中心

ドル円は昨日高値102.80付近まで上昇し、ドル買いのトレンドの兆しを見せ始めている。 ダウ平均は高く始まったが、バーナンキ議長の景気減速への指摘から結局48ドル安で終わっている。 既に現在推測されている景気減速を相場はある程度織り込んでいて、その下げに対する調整の戻りが今の相場展開に表れている。 しかしドルの買い戻しならば、ユーロドルやポンドドルが落ちてもいいはずで、下値では堅調さを保っていることから、ドル買いはポジション調整の域を出ていない。 結局米国ダウ平均の戻りから、クロス円の買いに繋がっただけのような気がする。 明日の米国失業率統計では、4.8から5.0%へとの悪化が予想されているが、これは遅行指数であるから方向付けへの言い訳としかならない。 まだドル買いトレンド確定とは簡単には言えないが、ファンド勢が一旦買い戻しているのは事実であるから、ドル円とクロス円堅調相場が続くであろう。 本格的にドル買いになるためには、ユーロドルの下げが顕著にならないと厳しいのではないか。 バーナンキ議長の発言からもとれるように、これまでの積極的な金融緩和を続けるという意向はまだ持っているはずで、景気減速に対抗してマクロの利下げをもう少し進めていくのは間違いない。 利下げ打ち止めが予想された後、ドルの上昇に繋がるまでまだ時間が必要だ。
しばらくは、ユーロ円をトレンドの先行指標としておきたいので、サポートとレジスタンスを示してみよう。 日足では地味な下落は変わらないが、下値の151円台から160円台までの戻しは早かった。 今日時点でのレジスタンスは、昨日の高値に近いの160.45で、50には市場のストップが想定され、次が161.40と161.90となる。 下のレジスタンスは160.00と159.30で158.00は強いサポートとなる。 ドル円は、103.20が上のターゲットで抜ければ104.20が次の節目となるだろう。本日の東京時間で上値を試しにいく動きが多少は見られたが、高値手前で失速している。 本日中に高値を抜けなければ、明日までは101.70-103.10でのレンジを想定している。 失業率前にレジスタンス手前まで上昇することがあれば、一旦ショートでもいいだろう。 商品相場でキャッシュが増えたファンドが幅を利かせる一方、サブプライムに手を出した業者は負けを取り戻そうと仕掛けに乗るか、静かな動きで手が出せないかどちらかの状況のようだ。 それらが仕掛けるクロス円は、ゆっくり上がっていけば、実需も加わってどんどん高値を更新するが、スピードが増せば買い方は気をつけたほうが無難であろう。 揺さぶりに耐えられる資金があればクロス円に投資しても、リスクは勿論だがリターンの幅も大きくなりやすいので、無理な本数を建てないように気をつけて頂きたい。

2008.4.3日 11:57更新

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