FX予言集 フィリップFXブログ
ショートカバー
ドル円の安値は１０１．４０と、2005年の1月の安値を簡単に破ってしまった。 ＮＹＫ市場では雇用統計の結果で株価も下へとなびいていたが、ドル円は、103円台までの利益確定のショートカバーが入った。 本日は豪市場、東京市場で再度ドル安が進行して、101円台にあっさりと戻されてしまった。 安値から、１０３．２０近辺まで戻してしまったために、逆に売りもちが減り、下げ易くなったとみてよいだろう。 日本政府も円高レベルに対してさほど心配していないようで、発言が少ないようだ。 最近の商品相場高騰で円高でのメリットも考慮されての、実質円高容認のようにも受け取れる。 為替相場はそれを感じ取っての動きとなっている。 株価が下落しても、中期的に見れば国内の不動産や企業に海外からの投資を呼び込むには、ゆるやかな円高基調は問題なく、輸出も1995年の超円高の時に工場を海外に相当作っているので、いざとなれば海外生産で逆輸入も出来るように手はうってあるので、収益の会計上はしばらくは円高での目減りがあるが、次第に回復してゆくはずだ。 現在1兆円の外貨準備という驚きの事実があり、まず介入はないと思うから、絶対に期待は禁物である。 やるなら、90円を相当なスピードで割れない限りないのではないか。
2008.3.10日 5:24更新
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