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為替勝力 フィリップFXブログ

為替介入の可能性

9月にドル円が100円を割れて、円高が止まらないようだ。こういう状況の中、輸出に頼っている国内の自動車産業が相当に苦しんでいる。もちろん日本政府も「為替レートを厳密に注視する」と発言し、警戒している姿勢を示したが、日銀が一体どう動くか、市場の関心が寄せている。
今年日本円がドルに対し、総計26%の上昇幅を果たした。この幅を年単位で見ると、1987年以来の最高記録。円が買われる要因としては、金融危機で市場全体がすでに1万億ドル以上の損失が出ているので、投資者がローリスクを狙い始め、資金を債券市場に回すことで、円の需要を喚起した。
しかしこのやむをえない円高で、日本の輸出企業に大きなダメージを与え、減益のところか、赤字が出た企業が一杯ある。日本を代表する大手企業・ホンダでも、あまりにも酷い減益で、政府に迅速に行動するように強く願っている。このため、中川昭一財務相などの政府要人が何回も「為替レートに警戒・金融と経済の情勢に注視」のようなメッセージを出した。
従って、市場参加者が為替介入の可能性について分析している。シティグループは日本政府要人の発言が市場にかなりの影響を与えたが、本当に介入すれば、この資金流動性低下のホリデーシーズンを狙ったほうがいいと論じた。
メリルリンチは、今のレベルよりまた急激な円高になれば日銀の介入を招くが、日本政府が為替介入で円高を抑えることを目的とせず、結局量的金融緩和政策か質的金融緩和政策を用いて為替市場を安定させることを目指すだろうと分析している。
そちらの分析を見たら、為替介入が最良の手段ではないかもしれないが、その可能性はもう十分出ていることが分かった。

2008.12.19日 2:34更新

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