為替勝力 フィリップFXブログ
ハリケーンが「ドル戦車」にオイルを注ぎ込む
一時的にハリケーン「グスタフ」が市場の話題になっていた。そのハリケーンのパワーで米ドルの強勢を一掃する市場最初の予測だったが、結局そうならなかった。むしろその逆、最近ドルの動きを見ると、そのハリケーンがきっかけに、ドルがさらなるパワーを獲得したように見える。
3日のNY時間で、ハリケーン「グスタフ」の影響で停止していたメキシコ湾岸の石油開発施設が操業を再開した。それにしっかりと答えているように、先物市場の原油価格が1バトル10ドル近く、強烈な値下げを見せた。従って、ドルも各主要通貨(円除き)に対してこれまで10ヶ月ぶりの高値を更新。
原油価格の暴落で、世界中の中央銀行に利下げの必要性が高まることでユーロ、ポンド、オージーなどの主要通貨が巨大なプレッシャーを受ける一方、ドルか円にはむしろ有利な展開となっている。なぜなら、FOMC政策金利をもう十分下げたし、日銀だったら低い金利を維持しているからだ。
この状況の中、フランス BNP ParibasやStandard Chartered Plcなど世界トップレベルの大手銀行がドルに対する予期も一変。本来の予期値では、ユーロ/ドルの場合1.44だったが、現在1.42に変更。またポンド/ドルの場合、最初の1.88より遥かに安いところ、1.71に変更した。
2008.9.3日 3:20更新
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