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為替勝力 フィリップFXブログ

イベント祭りの幕が開いた

 サウジアラビアの緊急増産により原油価格の上昇は一服したが、今週は注目材料が大変多い週となっているので、為替市場に大きな変動があると想定される。
 まずRBA、BOC、ECBがそれぞれ金融会合を行い、次期の政策金利を決めることは、豪ドル、カナダドル、欧州通貨に大きな影響を与える可能性がある。各中銀の金利水準が変わることは無さそうだが、声明文に今後の金利見通しにとって何か参考となる内容が確認できるとインパクトが大きい。
 先程発表したRBA政策金利では、市場の予想通り金利が据え置かれた。注目の声明文では、早期追加利上げを思わせる内容はない上、洪水災害に伴うインフレリスクの高まりに警戒感を示すことも無かったので、豪ドルの続伸に繋がらなかった。
 今夜11時にBOC政策金利の発表が予定されているが、それより1時間後、半期に一度のバーナンキFRB議長議会証言が大変注目される。追加緩和(QE2)の見直しを言及したり、楽観的な経済見通しに沿って金融政策を解釈したりするとドルが反発のチャンスを迎える。
 木曜日のECB政策金利について、据え置きが確実視される中、トリシェ総裁の記者会見が注目を集める。総裁が早期利上げ期待を高める声明が出せば、ユーロ買いが強い支援材料が得られるが、当面アイルランドの財政再建は不透明であることは弱気材料と見られる。
 一番市場に影響を与えるのは相変わらず、金曜日に発表する米雇用統計だ。予想では、先月の非農業部門雇用者数は17.5万人の増加で、前回の3.6万人より強い数字になるが、失業率が9.1%となり、前回の9.0%よりやや悪化する。関連項目は総じて予想より強い結果になれば、米経済回復の快調が意識され、ドルの急伸が期待できる。

2011.3.1日 10:30更新

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