English

  • FX
  • 為替勝力

為替勝力 フィリップFXブログ

イベント祭り

 エジプトでの反政府デモが6日も続いたが、まだ治まる様子が見えない。エジプトの経済規模は決して大きくないが、混乱が長引く場合は安全資産への需要を刺激するので、円かドルが買われやすく、リスク資産がダメージを受ける。ところが、今週株式、ユーロ、ポンド、資源国通貨などが軒並み上昇し、円も底堅い展開となり、ドルだけが下落している。やはりこれぐらいの地政学リスクより、他のイベントがもっと意識されているようだ。
 まず今夜のADP雇用統計、民間発表の雇用調査レポートだが、その集計方法が米労働省発表の雇用統計と非常に近い方法を採用しているため、雇用統計の先行指標として注目される。それに今夜は旧正月の大晦日であり、明日から中国勢が連休に入るのでアジア時間の動きはほとんどないと予想される。 ただ一部のエコノミストは、中国人民銀行が連休の前で金融政策を引き締めることは多いし、農産物の価格上昇も懸念されているから、中国当局がもしかしたらこの水曜日に何かを発表するではないかと予想している。可能性は低いがとにかく今日のアジア時間にも気を抜けるわけにはいかない。
 明日のイベントだとECB政策金利の発表とその後のトリシェ総裁記者会見だ。このイベントがしばらくの間インパクトが小さかったが、今回から要注意。ユーロ圏のインフレ率が予想以上に上昇しているため、ECBによる利上げへの期待が高まっている。これからECBがいつ行動してもおかしくないので警戒の必要がある。
 今週、そして今月に最も重要なイベントが相変わらず米雇用統計だ。最近の求人報告、新規失業保険申請件数、ISM製造業雇用者数などのデータを踏また上、59名に及ぶエコノミストは、米1月非農業部門雇用者数が14万人以上の増加になると予想している。しかし失業率は依然高止まり、1月失業率はまた9.5%に達するとの予想は嫌気され、ドルの続落に繋がるかもしれない。

2011.2.2日 9:26更新

固定ページ

アーカイブ

 

 

お知らせ

 

フィリップFX

お問い合わせ先
call 0120-883-308

フィリップFXはフィリップMT5へのサービス変更に伴い 6月1日より新規口座開設を停止しております。
近日中にフィリップMT5の口座開設に変更となりますので今しばらくお待ちください。

TOKYO PRO Marketといえばフィリップ証券