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為替勝力 フィリップFXブログ

材料と言えない今回の議事録

 FOMC議事録の内容に、債券購入の規模が拡大或いは縮小、期間の延長或いは短縮などの見通しに変化があればドルが動き出すと想定したが、「経済見通しの改善、資産購入計画の再調整には不十分だ」との一言で、結局ドルを大きく動かす材料に繋がらなかった。
 最近の米経済指標では予想を上回るものが多く、議事録も経済成長について楽観的な見方を示したが、「雇用創出のペースはなお穏やかだ」と、労働市場に大きな改善を見られないことが指摘され、マイナスポイントになった。またデフレリスクの軽減を指摘するメンバーがいるが、物価の安定化によりインフレリスクが後退していることから、追加緩和規模の縮小や計画の早期打ち切りなどがまったく視野に入っていないのが分かった。
 ということで、今回の議事録はサプライズは無く、QE3を意識させることはなかったので発表後にややドル買いに傾いたが、FOMC声明より想定される内容となっており、大きな変更点がないということで市場の反応が薄かった。やはり大本命の米雇用統計ではなければドルが本気を見せないね。
 ちなみに、昨夜オージーなどの資源国通貨の急落が商品市場の価格変動によるものであり、FOMC議事録の発表にはほぼ無関係だ。

2011.1.5日 10:08更新

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