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為替勝力 フィリップFXブログ

年明けにドルが良いスタートを切るか

 2011年始めての取引日にドルがバスケット通貨に上昇したが、アジア時間に日本や豪州、ニュージーランドなどが休場で、ロンドン市場もクローズだったため、実は流動性が薄く、ドルが2010年末の「ベア・マーケット」から本当に脱出できているかは疑問が残っている。
 ところで欧州財政問題が今年も引き続きユーロ圏経済の重石になる背景に、ユーロドルが昨年末に1.34台前半まで上昇したが、昨日ポジション調整で一気に1.32台に突入し、1日での下げ幅はここ2週間で最大を記録した。一方のポンドも1.56の手前から反落し、今は1.54台後半で迷っている。
 今週に重要なイベントが多く、今夜のFOMC議事録の公表と金曜日の米雇用統計が大変注目を集めている。テクニカル面では今週のドルが堅調をキープしそうな感じだが、イベントの結果次第、新たな展開になることに警戒しなければいけない。
 61名のエコノミストを対象にしたアンケート調査により、2010年12月の非農業部門雇用者数が3か月連続の増加となり、2010の雇用者数合計は130万人に達する可能性は高いとのことだ。予想通りの結果になったら2006年以来の最大を記録するのでドルが続伸するだろう。
 但し、今夜のFOMC議事録の公表を前に、市場で様子見のムードを漂っている。議事録が追加緩和の再検討や、製造業の不振を示唆した場合、米国債価格は一段と下落する可能性があり、ドルが売られる展開になるが、逆に購入計画を延長する意思がないことを示したら、ドル買いが即時に発進することもあり得る。

2011.1.4日 8:52更新

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