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為替勝力 フィリップFXブログ

2011年為替市場見通し

 間もなく新年を迎えるところ、スイスの金融大手UBS AG※が2011年為替市場に関するレポートを公表した。
 2011年に経済発展の格差により各国の中銀が金融政策の方向性を導入することや、欧州ソブリン債務危機の行方は主な材料として、為替市場において2010年より2倍近くの幅で変動することを予測される。
 主要通貨ペアの動向について、まずユーロドルが今年に1.1877-1.4580のレンジで動いたが、来年1.1000-1.5000のレンジで動く可能性が高く、来年末に1.3000近辺に定着するとUBS AGが予想している。
 またドル円について、今年80円-95円のレンジに対し、来年上下の幅が2倍となり、70円-100円のレンジだと予想される。
 市場の主な材料について、FRB追加緩和への織り込み済みにより、2011年に投資家は米国の量的緩和に対する関心が段々薄くなるので、欧州財政問題が今よりも注目される可能性がある。またイギリスが財政を引き締める観測や、日本当局が円高に対する警戒感など、ドル買いに繋がる材料が多いため、ドルが上昇する場面が多いと予想する。
 UBS AGがこのレポートで薦めた来年の取引方針とは
 1.ユーロの堅調がユーロ圏の経済成長を抑制するので、ユーロドルの戻り売りがメイン。
 2.日本当局は依然として円高を警戒しているので、ドル円の押し目買いが安心。
 3.イギリスが財政を引き締めることが景気回復を抑えるので、ポンドのショートが推奨。
 4.北欧通貨のポジション調整が終了に近いので、ノルウェークローネなど、北欧通貨がまた買われやすい状況になる。
 5.FRBによる量的緩和が6月で終了する公算は大きいため、資源国通貨が売りのチャンスを迎える。
 ※1862年に創立したスイス・ユニオン銀行と1872年に創立したスイス銀行コーポレイションとの二つのスイス名門金融機関が1998年に合併し、UBS AGの社名を付け世界有数の規模を持つ金融グループまで成長してきた。

2010.12.9日 11:03更新

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