為替勝力 フィリップFXブログ
米国、そして全世界
最近相場の特徴を簡単に言いますと、ドル安と資源国通貨が相次いで各々何十年ぶりの高値を更新することでしょう。
まず資源国通貨(オージードル/カナダドル/ニュージーランドドル等)対ドル対円価格が高騰していることですが、資源にかかわる原油相場や金相場などに大きな変動が起きているのはその主因の一つで、また資源国通貨は高金利通貨として魅力があり、市場で人気が続いているのは当然のことです。
但し、このままオージードルでもカナダドルでも、ずっと上がっていくと、その国の輸出が抑えられる可能性が大きくなり、結局その国の経済に対して、マイナスが出るわけです。
一方、ドル安は原油相場と貴金属相場の変動で加速されますが、やはり米景気の下振れリスクは一番の原因ですね。ところが、米景気の下振れがまだまだ続くと判断して、ドル安もまだまだ続くと思いましたら、間違ってはいないですが、少々甘いかもしれません。
実際にサブプライム問題、原油価格高騰などの悪影響を受けて景気減速になっているのは米国だけではなく、イギリスもユーロ圏も景気の下振れリスクが始まっています。これから全世界に広がる可能性はないとは言えません。ドル売りにずっと安心できるわけではないでしょう。
2007.11.5日 7:06更新
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