為替勝力 フィリップFXブログ
短期的な支援材料
火曜日のEU財務相会合で、アイルランドの救済策を検討することで合意した。やはりユーロ圏の安定に関わる以上、EUがアイルランドの債務危機を手放すわけにはいかない。
ところでアイルランドの債務問題をめぐる懸念により全世界の株式が軒並み下落し、ユーロが全面安の展開になっている。いくら措置を取るとEUが主張しても、ユーロ圏債務危機への警戒が根強いことが変わらない。今回の件で、たとえアイルランドがECB、IMFの支援を受けたとしても、公務員の給料カットとか増税とか、多額な債務が結局アイルランド国民の負担になるため、社会的な不安定を招く可能性から投資家の不安を解消することができない。
この前のギリシャ問題と同じように、アイルランド問題もユーロへの不信感を招致したのでユーロが急落した。これに対しECBのメルシェ理事は早速、単一通貨ユーロがギリシャ、アイルランド、ポルトガルの債務危機を乗り切れるとの自信を示した。一方、米30年債相場が続落し、利回りはここ6か月の高水準に上昇したことにより、量的緩和に反対の声が増えている。ユーロがこれらの支援材料を受けて上昇に転じたが、戻り売りのチャンスと見てもいいかな。
2010.11.18日 3:52更新
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