為替勝力 フィリップFXブログ
追加緩和が強力だが
先週、市場が二つのビッグイベント・FOMC金融会合と雇用統計で盛り上がったが、流れ的にはややドルに有利な展開になっている。
FOMC追加緩和は事前予想を上回る大規模で、ドル安を誘導する狙いが窺われた。ドル・インデックスが76.24まで急落し、一時的な反発が見られたものの、結局軟調に推移した。
バーナンキ議長は、追加緩和による米経済の回復がドルの価値を維持することにつながると強調したにもかかわらず、今回の緩和策がただのドル安政策にしか見えないとの批判が高まっている。
日本当局の為替介入に対して米国が何も文句を言っていないのは怪しいと思ったら、ドル安のためにちゃんと計画を立てたようだね。G20会合で「通貨の切り下げ競争を控えよう」と呼びかけたが、この世界最強の国の前でむしろ通用しないようだ。
ところで金曜日に発表した米雇用統計が、一時的にドル安政策の足を引っ張った。失業率は9.6%のままだが、非農業部門雇用者数が15.9万人の増加で予想を大幅に上回り、10月米雇用市場の快調を見せた。また、ドル売りの利益確定も活発しているようで、今週にドルの堅調が期待できそうだ。
2010.11.8日 9:43更新
固定ページ
アーカイブ
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年9月
- 2009年8月
- 2009年7月
- 2009年6月
- 2009年5月
- 2009年4月
- 2009年3月
- 2009年2月
- 2009年1月
- 2008年12月
- 2008年11月
- 2008年10月
- 2008年9月
- 2008年8月
- 2008年7月
- 2008年6月
- 2008年5月
- 2008年4月
- 2008年3月
- 2008年2月
- 2008年1月
- 2007年12月
- 2007年11月
- 2007年10月
- 2007年9月
- 2007年8月
- 2007年6月
- 2007年5月
- 2007年4月
- 2007年3月