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為替勝力 フィリップFXブログ

ドル売りの支援材料が続々

 東京市場序盤、円が15年ぶりの安値を再度更新し、史上最安値にまた一歩近づいた。
 午前ドル円を下げる材料では、シンガポールの発表が一番影響を与えている。シンガポール当局が金融引締めの開始を示唆した上、シンドルの変動幅拡大を容認する姿勢を示したことで、投資家はシンドル買い・ドル売りを進めた。また銀行のドル売りで他のアジア通貨もドルに対し上昇している。
 実際にシンガポールの発表以外も、ドル売り・円買いに推進する材料が存在する。
 まず挙げたいのはドル・インデックスの急落。76.90で一時サポートされていたが、今朝76.65まで下落し、ここ9ヶ月の安値をつけた。やはりFRBによる追加緩和を背景に、ドルに対する不信感が広がっているので、ドルの全面安を止めようがない。
 次の材料は介入への警戒感が後退していること。日本当局の介入に期待している投資者が多いようだが、為替介入の前提は常に「株安・円高」なので、株安に着眼し、株が続落する時に円高を阻止する必要がある。しかし今日のように円高が進んでいるものの、日経平均は200円近くプラスになっていることは、当然介入の理由に当たらない。
 もう一つの材料が今夜の経済指標。21:30に米国が8月貿易収支と新規保険失業申請件数を発表するが、どっちも良い結果になりそうはないので、リスク回避が先行し、ドル売り・円買いが加速した。
 今日の日経は久々の快調だから、午後ドル円がしっかりと81円台をキープしているが、夜の指標発表が予想よりも悪い場合、一気に80円台に突入するのは間違いないだろう。

2010.10.14日 3:31更新

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