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為替勝力 フィリップFXブログ

期待できない米国の雇用

 今月の為替動向にとって極めて重要な一週間だ。木曜日まで日銀、RBA、BOE、ECBの四大中銀は相次いで金融会合を開き、次期の政策金利を発表する。それに金曜日に、米雇用統計が予定されている。RBA以外、政策金利の変更はないはずだが、重要イベントが多いだけに、相場は一方的に動かなくても、乱高下の可能性があるので油断は禁物だ。
 個人消費支出の増加しないと、経済回復の持続が不可能に近い。消費支出が増えると雇用も増えるが、逆に雇用状況が悪いと個人消費が拡大し続けるわけはない。
 9月米失業率は9.6%から9.7%に上昇すると予想予想されているが、非農業部門雇用者数が8月の5.4万人減少から5000千人ぐらいの増加になりそうだ。米国の経済はある程度回復したのに、労働市場には改善の兆候がほとんど見られていない。
 エコノミスト達は、米失業率が2011年までずっと高止まりする可能性が高く、9%台をキープするだろうと予想している。1982年、米失業率が9.5%に達し、それから9.5%以上の水準が13ヶ月も続いた。今回9.5%越えたのは昨年の8月、もう少し頑張れば1982年~1983年の記録を破り、雇用統計が開始以来最も長い期間となってしまう。

2010.10.4日 10:34更新

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