為替勝力 フィリップFXブログ
米国がまた一歩進んだ
昨夜のFOMC声明文はまたドル安にエネルギーを注ぎ込んだ。追加緩和策が発表されていないものの、「景気回復を支援し、インフレを上昇させるために、必要であれば追加緩和の実施を用意する」との一言はドルの重石となっている。それでドル・インデックスはここ6週間の安値を記録し、後一息で80を割れるところだった。
ある有名なメディアが、16社の大手投資機構を対象に調査を行った。その結果、16社のうち10社は、FRBが必ず追加緩和を実施すると予想している。7社が、11月のFOMC金融会合で追加緩和策を発表すると予想している。ちなみに、FOMC政策金利に対し、16社のうち9社は、異例の低金利が来年末まで維持すると予想している。
JPモルガンのエコノミストのマイケル氏は、インフレが抑制されているし、労働市場も顕著な改善を見られていないし、米経済がもはや回復の軌道から外れているので、回復を後押しするには、更なる金融緩和がどうしても必要だという見解を示した。
FRBにより追加緩和の懸念で、今日のアジア時間にドルがアジア通貨に急落した。シンガポールドルとリンギット(マレーシア)に対し史上最安値を記録した。タイバーツにもここ18ヶ月の安値に近づいている。但しドル円について、さすがに日銀が構えているので、85円を割れたものの、強烈な下げは見られなかった。
2010.9.22日 1:47更新
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