為替勝力 フィリップFXブログ
投機が構えている
最近市場の関心が円、ドル、ユーロばかりに集中しているので、ポンドにあまりふれっていないようだ。確かにポンドは円やドルやユーロなどと比べると実需は少なく、主要通貨の中で流動性の低いほうだが、逆に動きは激しいので、投機のターゲットになりやすい。特に重大な発表があると仕掛けやすいので投機筋のチャンスになる。
今日のBOE金融会合がポンドにとって大きな材料になるので要注意。政策金利は引き続き据え置きになると予想されているので多分材料とされることはないが、債券買い入れプログラムの規模が拡大されるかどうか、またBOEによるイギリス経済に対する見通しがとても注目されている。
最近イギリスの経済指標が強い結果になることが多いので、ポンドもそれなりの堅調をキープしている。但し景気回復減速の様相が幾分呈しているので、緩和策の解除が難しく、BOEによる下半期の経済見通しが楽観的な内容になる可能性が低い。それにもし債券買い入れプログラムの規模が拡大されたら、経済鈍化への対応と見られるので、ポンドの急落を招く恐れがある。
テクニカル的には、今日の発表で投機筋がポンド売りに動き出したら、まず1.53割れを目指すが、そこを割ると、1.51台の前半が次のターゲットになりそうだ。
2010.9.9日 10:55更新
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