為替勝力 フィリップFXブログ
そろそろ円買いも要注意
「円高に日銀としっかりとした連携が必要。」
「円高が経済の自律的回復の障害になっているかどうか見ていく。」
「円高対策、随分日銀と議論している。」
午前、荒井国家戦略相により円高に対するこのいくつかのコメントで、日本政府にとって当面の円高が度を越していることが理解できた。
実は、すでに先週末に菅首相は、「円高のことはやはり気になる」と言及し、円高に対処するために白川日銀総裁と近く会談する可能性と、日銀と緊密に連携していく考えを示した。
一方、民主党デフレ脱却議連により緊急声明を出された。
「政府は為替介入を検討し、国際理解を得る外交努力を直ちに始める必要」、
「政府・日銀に対し、適正な為替水準の維持に向け、早急かつ徹底的な円高対策を求める」、
「現在の円高を放置すればデフレが更に深刻化する」など強力なコメントが確認できた。
今日日本第2四半期実質GDPが発表されたが、プラスになったものの、事前予想を大幅に下回る結果になった。日本の景気回復が予想よりも渋いことがまた、政府の追加緩和策に繋がりそうだ。
いよいよ政府と日銀が本気に円高対策を取り込むではないかとの疑惑で、円高の限界も見えてきたようだ。この雰囲気では、ドル円相場がもし先週の安値を更新するなら、他の先進国からの反発を考慮した上、日銀による為替の実質介入の可能性が低いが、円高を牽制する追加緩和策の実施が考えられるので、安心で円買いができる状況ではなくなっている。
2010.8.16日 11:12更新
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