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為替勝力 フィリップFXブログ

今日の主役は日銀とFRB

 火曜日のマーケットは二つの金利発表を巡って展開する。まず午前中に日銀金融会合が開いたが、政策金利は0.10%と予想通りの据え置きになった。そもそも市場の関心は、新たに緩和策を追加するかどうか、ドル円相場の下落をどう見ているかの二点だ。しかし残念なところ、声明文では追加緩和策も円高も言及しなかった。
 その内容は円買いの支援材料になりそうだが、午後白川日銀総裁の発言で、「本日の会合で円高の景気への影響などを随分時間をかけて議論した」とのコメントを出され、日銀が厳密に円高を注視していることが分かったことで、積極的な円買いに繋がらなかった。
 肝心なポイントはやはりNY時間のFOMC。政策金利の据え置きはほぼ確実だが、FRBから追加刺激策の公表が懸念されている。米経済見通しの不透明感により、政策の変更は難しく、追加刺激策を見送るだろうとの思惑が段々強くなってきた。
 従って、ドルが円以外の主要通貨に反発し、また「安全資産」のポジションに復帰したようだ。但し米国の景気回復は決して好ましい状況ではないので、ドルに大幅な上昇が期待できず、投資マネーが株式などのリスク資産から逃げ出し続けるだろう。

2010.8.10日 3:20更新

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