為替勝力 フィリップFXブログ
世界の外貨準備率－1Q
水曜日、ＩＭＦの統計により、今年度第１四半期、ドルが世界での外貨準備率が前四半期と比べ、６２．１４％から６１．５４％に低下している。一方のユーロも、ユーロ圏の債務が懸念されるため、ユーロの外貨準備を積極的に増やさないという投資家心理を背景に、２７．３％から２７．１９％に小幅に低下した。
代わりに資源国通貨の外貨準備率が上昇している。その高い流動性は一つの魅力で、資源国経済がスムーズに回復していることも、また投資者の信頼を得ている。
ちなみに、第１四半期で円の外貨準備率は３．０１％から３．１４％に、ポンドの外貨準備率は４．２８％から４．３４％にいずれも上昇した。
ＩＭＦの今回のデータでは、ユーロの準備率が低下しているにもかかわらず、ユーロ圏問題に対する不安な情緒がまだ反映されていないようだ。これから第２四半期の統計ではもしユーロ圏の要素を加えると、その準備率は間違いなく更に低下していく。
2010.7.1日 9:32更新
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