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為替勝力 フィリップFXブログ

ユーロ買いが優勢になっているが

 ユーロドル相場は月曜日に1.18台に突入し、ここ4年の安値を更新したが、木曜日から一連の良い材料により、1.21台に回復した。ユーロにとって大変な1週間だった。
 良い材料を挙げてみると、
 1.今週スペイン、イタリア、ポルトガル、アイルランドなど財政問題で苦しんでいるユーロ圏国が次々と国債の入札を行い、無事に終わった。特にスペイン3年物国債入札への需要が堅調だった
 2.木曜日、ECBは市場への無制限の3か月物資金供給を9月まで続けることを決めた。またギリシャ支援策の一環として、これまでユーロ圏国債の買取額は405億ユーロに達している。
 3.木曜日、ドイツ憲法裁判所は、金融安定化を保つユーロ圏支援基金へのドイツの拠出を差し止めを求める議員の請求を却下した。
 4.中国社会保障基金の戴相龍理事長が、「ユーロは危機を乗り切ることができる」と述べた。
 5.トリシェECB総裁は、「ユーロの存続に一度も懸念したことはない」、「ユーロは非常に信頼できる通貨だ」などユーロに有利なコメントを出した。
 このいくつかの良い材料でリスク選好が前進し、ユーロも堅調を取り戻したようだが、市場がユーロに対する不信感が依然として深い。ゴールドマン・サックスが、政治的リスク及び欧米間で景気回復の差が開くことに基づき、これから6カ月ユーロドル相場の目標水準を1.15に引き下げたことが注目されている。

2010.6.11日 10:55更新

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