English

  • FX
  • 為替勝力

為替勝力 フィリップFXブログ

金利発表ラッシュ

 午前中にRBNZとBOKが政策金利を発表した。欧州時間にBOE、ECBの金利発表が控えており、合わせ4つの中銀が今日で政策金利を発表することは、まさに金利発表ラッシュだ。
 ニュージーランド(RBNZ)中銀は、市場の予想通り、政策金利を2.75%に引き上げた。声明文では、「徐々に刺激策を解除していくことは適切」、「経済状況に沿い、刺激策を更に解除する」などのコメントで利上げの姿勢を示した。これで三大資源国の豪州、カナダ、ニュージーランドは次々と金融緩和の道を開いた。
 一方の韓国中銀(BOK)は、国内の景気回復が強まっているものの、欧州の債務危機などのリスクにより、世界経済にかなり不透明感があると指摘し、金利を16ヶ月連続で過去最低の2.00%に据え置くと発表した。
 これからBOEとECBの発表が非常に注目されるが、両方とも政策金利に変更はないと見られている。BOEは、経済成長を後押しするために刺激策を維持する公算が大きいので政策金利を過去最低の0.5%に据え置く見通し。ECBは、財政危機が東欧まで蔓延していることで、欧州全体の金融システムに悪影響を与えることが懸念される中、金利を過去最低の1%に据え置く見通し。
 先程中国社会保障基金の戴相龍理事長は、ユーロが欧州危機を乗り切るとの発言が材料視され、ユーロ、豪ドルなどリスクの高い通貨が堅調に推移。この一言でユーロドルが一気に1.20を抜け、100ポイント近く飛んだことから、市場がどれほど要人発言を重視しているかは一目瞭然。ECB政策金利発表の後、トリシェ総裁記者会見が行うが、内容に沿って市場が激しく反応してくれるだろう。

2010.6.10日 11:46更新

固定ページ

アーカイブ

 

 

お知らせ

 

フィリップFX

お問い合わせ先
call 0120-883-308

フィリップFXはフィリップMT5へのサービス変更に伴い 6月1日より新規口座開設を停止しております。
近日中にフィリップMT5の口座開設に変更となりますので今しばらくお待ちください。

TOKYO PRO Marketといえばフィリップ証券