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為替勝力 フィリップFXブログ

今週重要なイベント

 今週大きなイベントと言えば、RBA政策金利とBOC政策金利と米国の雇用統計、そして週末のG20だ。欧州の債務危機が引き続き金融市場を影響しているが、投資家が今週の重要イベントに注目するところ、短期での動きが今までの流れから乖離する可能性がある。
 先程RBA政策金利が発表されたが、予想通りの据え置きになった。豪ドルが一瞬売られたが、ある程度の織り込み済み及び小売売上高の好調により、下げ幅は限定的だ。そもそも、豪州準備銀行はG20の中で最も早く金融引締めを開始する中銀で、2009年10月から金融会合を7回開いたところ、6回金利を切り上げた。次期の政策金利がどうなるか予想しにくいが、まず商品価格が一段と高くならないと難しい。今年欧州のソブリン信用不安が市場の警戒感を強めたことにより、世界の株価と商品価格が下落し、豪州も利上げしにくい局面を迎えている。
 今夜カナダ中銀より政策金利の発表が控えているが、BOCが4月20日の声明から、「第2四半期末まで政策金利を据え置く」との文言を削除したことで、刺激策を解除する可能性を示唆した。従って、沢山な投資家は、リーマンショック以来始めての利上げを期待している。今夜で利上げする可能性はないとは言えないが、ユーロ圏債務危機の拡大により、BOCも難しい選択を直面している。
 次は雇用統計、今回の非農業部門雇用者数は50万人以上増加すると予測されているが、予測通りだったら、1983年以来この発表で最高の数字となる。一部のエコノミストは、今回の調査で一時雇用者も計上されているのでその数字をキープできないと指摘したが、それでも強烈なドル買い・円売りが想定される。
 そして最後、6月4日から韓国の釜山で開かれるG20。今回は欧州の問題を中心に、銀行特別課税や刺激策の解除や世界経済の不均衡是正なども取り込む見通しで、目を逸らすわけにはいかない。

2010.6.1日 10:13更新

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