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為替勝力 フィリップFXブログ

債務危機が早急に解決しないと中国も動いてしまう

 25日、JPモルガン・チェースCEOジェイミー・ダイモンは、ユーロ圏国のリーダー達が今すぐギリシャやスペインなどの債務問題に取り込まなければ、後に銀行を救済する必要があり、コストが高騰すると指摘した。同氏は、銀行救済が必要になれば、問題はソブリン債危機を解決するよりも遥かに深刻となるだろうと述べ続けた。
 ダイモン氏は、EUが財政赤字と債務を目標数値の範囲内に維持するという約束を果たしていないので、危機に陥るのは別に意外なことではないとの見解を示した。確かに欧州の銀行はソブリン債を大量に保有しているため、ソブリン債務危機が解決できない場合、銀行も大きな問題を抱えてくる。
 22日、スペインの貯蓄銀行カハスールは地中海の保養地別荘に向ける多額の融資が焦げ付いたことにより経営破綻になり、中銀の管理下に置かれた。銀行破綻はリーマンショック後で、16年ぶりに発生してから2例だけあって、銀行の経営がいかに圧迫されている現状が分かった。
 こういう大変なところ、またユーロに大ダメージを与えるニュースが現れた。26日、中国外貨管理局がユーロ圏の国債、特に財政が悪化するギリシャ、スペイン、ポルトガル、アイルランド、イタリアなどの国債の保有を見直すことが報じられた。この報道を受け、リスク回避が更に活発化し、ユーロ圏の国債に急激な動きが見られ、ユーロが避難通貨のドルと円に急落し、それぞれここ4年の安値を更新した。

2010.5.27日 9:37更新

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