為替勝力 フィリップFXブログ
今週末のG20について
グローバル経済に発展した今、2008に発足したG20サミットの注目度がますます高くなり、G7に代わって世界経済と金融の分野で最大のイベントになった。G20加盟国のGDP合計は90%ほどを占め、人口の合計は世界総人口の3分の2、貿易総額は世界の80%に達していることを考えたら、市場の動向を決定する力を持っているのは当然のことで、注目しないわけにはいかない。
今週末のG20では、米国の新たな金融規制を取り上げる他、G7改革や政府信用問題や世界経済の不均衡問題及び人民元改革が議題とされる見通しだ。
米国は今年1月、銀行のヘッジファンドへの投資禁止や、合併・統合を制限する規制を打ち出し、金融機関の強い反発を招いた。IMFとFSB(金融安定化理事会)は国際決済銀行の「バーゼルⅢ」をめぐる合意が今回の最優先事項だと報告した上、G20がこの議題についての結論は一番注目されている。
人民元改革については、米国がその切り上げを求め続けているが、米中首脳会談が終わったばかりなので、サミットで具体的に論議しない可能性もある。
次はギリシャから発した国レベルの信用問題、EUが具体的な支援策を打ち出したものの、ギリシャ国債価格の下落を止められず、市場からの不安は根強いようだ。EU加盟国から積極的な意見はない限り、ユーロが依然として上値重い展開になるだろう。
2010.4.22日 2:25更新
固定ページ
アーカイブ
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年9月
- 2009年8月
- 2009年7月
- 2009年6月
- 2009年5月
- 2009年4月
- 2009年3月
- 2009年2月
- 2009年1月
- 2008年12月
- 2008年11月
- 2008年10月
- 2008年9月
- 2008年8月
- 2008年7月
- 2008年6月
- 2008年5月
- 2008年4月
- 2008年3月
- 2008年2月
- 2008年1月
- 2007年12月
- 2007年11月
- 2007年10月
- 2007年9月
- 2007年8月
- 2007年6月
- 2007年5月
- 2007年4月
- 2007年3月