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為替勝力 フィリップFXブログ

今週はまだ終わっていない

 バーナンキ議長の議会証言は、人民元改革、財政赤字、金利政策、景気回復状況、失業率、ギリシャ問題など沢山な側面から米国経済そして世界経済の現状をまとめた。中に最も投資者の関心を集めたのは金利政策だ。その「FOMCは現時点で、非常に低い金利を長期間に維持する必要があることを予想している」とのコメントは、依然と早期利上げの期待を抑制している。また、景気回復に強く影響している失業率について、「根強く高止まりする可能性が存在する」とのコメントもリスク選好の重石となった。そして為替相場は円高に転じ、商品価格の下落につれてリスクの高い通貨が軟調に推移。
 しかしバーナンキ議長が話したように、「我々は緩やかな回復の途上にあるようだ。二番底のリスクは無視できるほどではないが、数ヶ月前よりも明らかに低下している。」つまり米国の経済が上向いていることは事実だ。経済指標の発表が良ければ、ドル円相場の上昇が止まらないだろう。
 今週の取引はもう最後の段階に入っているものの、まだ重要な指標が控えている。4月ミシガン大消費者信頼感の発表に加え、住宅関連の3月住宅着工件数と建設許可件数の発表もある。住宅市場と労働市場は米国経済復興の足を引っ張る二大要素だとずっと言われているだけに、今日の発表に気を抜けないところだ。
 市場の予想では、非農業部門雇用の好調により、消費支出の拡大が期待でき、今夜のミシガン大消費者信頼感調査が前回を上回る良い結果になる。また最近住宅市場も改善の兆候が見えてきたと言われているが、今日の指標はそれを確かめるチャンスになるに違いない。
 予想を大幅に下回る場合、市場の期待に裏切ることと見られ、円買いは再開する可能性が高い。

2010.4.16日 2:52更新

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