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為替勝力 フィリップFXブログ

両中銀の金融会合は今週のポイント

 今週の静かなる日はこの月曜日だけ、火曜日から水曜日まで、日銀とFRBで金融会合が開き、政策金利の発表と、金融政策の決議が行うので、激しい値動きを想定される。
 16日スタートの日銀金融会合だが、市場がもっと関心しているのは政策金利ではなく、デフレを対抗するために量的緩和政策を拡大するか、流動性確保のために銀行システムに更に資金を注入するかのところだろう。2月まで日銀がすでに日本の銀行に短期プライムレートでやや10万億円の資金を提供したが、これから更に10万億円の資金提供が行うと市場が予想した。水曜日の発表でもし予想通りの結果になったら、円の軟調推移がしばらく続くだろう。
 一方水曜日NY時間に発表するFOMC政策金利だが、一部のエコノミストは、早い場合にFRBにより金融の引き締めが6カ月後に開始すると予想している。シカゴ連銀のチャールズ・L・エヴァンス総裁も3月9日の講演で、米労働市場の弱さから金融引締めが必要な状況には程遠いと指摘したものの、経済状況の改善に従い6カ月後、またもっと早い段階で実施する可能性もあるだろうと示唆した。
 もう一部のエコノミストは、FRBが「長期に低金利を維持する」というコメントをいつ撤回するかと推測を始めたようだ。もちろんそれはまだ早いかもしれないが、今頃利上げ観測がいかに前進していることが窺える。バークレイズ銀行の山本雅文チーフ為替ストラテジストは、FRBが利上げ観測を抑え、ドル・インデックスを下落させることを図っているため、今週の発表で引き続き「低金利政策の長期化」を強調しないわけにはいかないだろうと分析した。それを考えたら、やはり円が軟調推移してもレンジでの動きに限定されるそうだ。

2010.3.15日 3:42更新

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