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為替勝力 フィリップFXブログ

ドル以外の主要通貨を語ろう

・ユーロ・ 
 火曜日にポルトガル政府は、財政赤字の削減向け、9億9千万ユーロに及ぶ国債入札を実施した。他のEU加盟国の国債より利回りが高いので、応札が大量に殺到し、入札を大幅に上回り、成功を収めた。この前、巨額の公的債務で財政危機に陥ったギリシャも、10年もの国債の入札により、50億ユーロの資金調達に成功したので、ユーロ圏の財政問題は解決に向かって大きな一歩を踏み出したと見られる。両国の成功により、ユーロが一旦下落危機を離れ、堅調推移が期待できそうだ。
・資源国通貨・ 
 ユーロより人気を博したのは資源国通貨、商品相場の堅調でオージーをはじめ、ニュージーランドドル、カナダドルも段々強くなっている。火曜日にオージー/ドルが1月20日以来の最高値に更新、ニュージーランドドル/ドルもここ3週間の最高値に更新、カナダドル/ドルが1月15日以来の最安値に更新した。今日の午前中に中国が消費者物価指数、小売売上高などの重要指標を発表したが、予想を上回ったことがまた資源国通貨をサポートする材料になるだろう。
・円・ 
 3月末に日本企業の決算が行い、いつも通り円が買われやすい状況になり、ドル円相場もクロス円相場もある程度の下落を予測されているが、3月16日から17日にかけて日銀会合が控えており、金融緩和の規模が更に拡大することが懸念されているため、今月の円相場はイベントに従って下落から上昇に転じるシナリオが普通に考えられるが、動向をつかめるのは相当に難しい。
・ポンド・ 
 ユーロ圏に良いニュースが次々と出ていると対照的に、イギリスには良い材料がほとんど見られず、逆に巨額な財政赤字、債券買い入れプログラム拡大の可能性、保守党と労働党の二大政党が金融政策での分岐など、マイナス材料が揃っているから、ポンドに大幅な上昇が望めなく、今のレンジを確保できれば何よりのことだ。

2010.3.11日 2:03更新

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