為替勝力 フィリップFXブログ
発表結果は多少悪くてもドルが上がりそうだ
昨夜ECB、BOE両中銀は政策金利を発表したが、相場は大した動きをしなかった。トリシェECB記者会見の後、ユーロドル相場は激しい動きを見せなかったものの、投資家は急に円売りに走ったのはやや意外だった。やはり先週から円が買われすぎだったから、トリシェ総裁の発言がきっかけで、米雇用統計の前に一回利益確定する狙いではないかと思った。
記者会見の後、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、ドイツ銀行の財務格付けを引き下げたことにより、円売りからユーロ売りの流れに変わり、ポンドやオージーなど利回りの高い通貨も連れ安の形となった。
今日は肝心な雇用統計だから、主役はもちろんドル。今年に入ってから米国各地で大雪や大雨が続いているため、天候に左右されやすい企業が通常より採用を控えたことを考えられる。その上、交通乱れで職に就いた人が期限まで米労働省に就業報告を提出できなかったケースも多く見られたので、2月の雇用統計は予想以上に悪化する見方が増えている。但し悪天候は一時的なもので米経済にダメージを与え続けるわけがないので、数多くのエコノミストは、雇用統計の結果は極端に悪くなければ、ドルが主要通貨に上昇するだろうと分析した。
エコノミスト達の分析に沿い、発表の結果はどの程度予想を下回るかによってドル買いの具合は変わってくる。一部のエコノミストは、非農業雇用者数が10万人以上減少する可能性もあると予想しているので、10万人以上の減少がなければドルにとって有利な展開となるだろう。
2010.3.5日 4:38更新
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