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為替勝力 フィリップFXブログ

ポンドの道は険しい

 今朝RBA政策金利の発表だが、市場の予測通りに、0.25%の利上げで4.00%になった。だから、いくらリスクを感じてドルと円を買わなければと言っても、豪ドルが比較的に堅調だ。
 ただしヨーロッパを代表するユーロとポンドが資源国通貨のように恵まれていない。利上げのところか、財政問題で景気回復が難航する一方だ。
 今回特筆したいのはポンド。BOEにより現行の量的緩和政策の長期化や、再度債券購入プログラムの拡大などの可能性により、巨大な財政赤字が生まれるではないかと懸念されている。そのためポンドは非常に売られやすい状況に陥っている。
 ジム・ロジャースなどの投資専門家は、この前ポンドの上昇はただの見せ掛け、本物の景気後退がまだ始まっていないだろうと分析した。それから「今年後半からイギリスのリセッションは再開し、ポンドは数週間以内に崩壊するかもしれない」との結論を出した。
 また6月にイギリス選挙が行うが、労働党と保守党の二大政党は、財政赤字の削減に対する意見が統一できない。労働党が景気回復のために財政赤字をゆっくりと削減していく方針に対し、保守党は迅速に債務を削減しなければ、イギリスが「AAA」の信用格付けを失うだろうと反発の声を上げている。この選挙よりのリスクを回避するためにも、投資家はポンド売りの選択肢を取らざるを得ないだろう。それに悪い材料がきっかけで、投機筋もポンド売りの行列に加わっているので、ポンドのショートポジションはつい史上最大の規模を記録した。

2010.3.2日 3:40更新

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