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為替勝力 フィリップFXブログ

ユーロの負け

 18日NY時間、FRBが公定歩合を従来の0.50%から0.25%の引き上げで0.75%に変更した。この予想外の材料を受け、ドル・インデックスは81の大台を乗せた。為替市場でドルが主要通貨に急伸し、ユーロドルが2月12日のサポートラインを破り、一気に1.34台前半に突入した。
 FRBが今回の変更について、経済・金融政策見通しの変更を示唆しないと強調したにもかかわらず、一部のエコノミストは、今回の変更でFRBが金融引締めへの一歩を踏み出したと見解を示した。もちろん金融引締めまで考えるのはまだ早いかもしれないが、非正式的な政策を解除し始めたのは間違いなく、ドルに有利な材料に決まっている。
 FRBの発表と対照的に、ギリシャのパパコンスタンティヌ財務相は、ギリシャがIMFに支援を求めないが、完全に捨てるとこはできないと表明した。この財政危機の深刻さとEU政策の不透明感により、ユーロの軟調が止まらない。
 昨年から比べ続けた米国経済とユーロ圏経済だが、米国経済は順調に回復しているのに、ユーロ圏では財政危機が蔓延する一方だ。FRBよりECBのほうが先に利上げするのはもはや現実の話ではない。ユーロには時間が必要で、現時点ではドルに勝てる様相がまったく呈していない。

2010.2.19日 3:26更新

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