為替勝力 フィリップFXブログ
このままではユーロが。。。
11日にブリュッセルで予定通りにEU首脳臨時会議を開いた。危機に陥っているギリシャを支援することで一致したが、具体的な措置を一切言及せず、現時点では財政支援を見送った結果となった。市場がこのイベントに素直に反応し、支援を声明したところでユーロ買いで発進したが、結局何も決まらなかったことでユーロ売りに反転した。
先程ドイツとユーロ圏の第4四半期GDPが発表されたが、ドイツのほうが0.0%と、ユーロ圏が0.1%と、いずれも予想を下回る結果になり、またユーロ圏12月鉱工業生産も-1.7%と、予想を下回るところか、かなり悪化していることが分かったので、ユーロに上値が重い状況が深刻する一方だ。
一方、スペインやポルトガルなどの財政も好ましくない状況になっており、これからEUがどう対処するかまだ何も決まっていない段階で、ユーロの続伸がかなり難しい。来週のEU首脳会議で、もしギリシャの支援に関して、引き続き具体的な措置を公表されずに終わったとか、或いはギリシャの支援だけを論じ他の加盟国の財政赤字に無視する形になれば、ユーロの続落が避けられないだろう。
要するにEUがもっと積極に動かなければ、もっとユーロ圏他の加盟国の財政状況にも注意しなければ、ユーロの堅調が望めない。
2010.2.12日 5:37更新
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