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為替勝力 フィリップFXブログ

ユーロとポンドにまずい雰囲気だが

 ユーロがユーロ圏一部の国における財政問題によりなかなか軟調から抜けないし、ポンドもイギリスがリセッション脱却したものの、その回復の鈍さから堅調を維持することが難しいようだ。今夜ECBとBOEの政策金利を発表されるが、22:30から開かれるトリシェECB総裁記者会見が特に市場に注目される。ECBに対して、その据え置かれる金利より、市場が非正式的金融政策の解除の時期や、ギリシャの財政問題にどう対応するかに強い関心を持っている。
 トリシェ総裁が今日の記者会見でユーロ圏の経済状況が決して楽観的ではなく、現行の金融政策が経済をサポートするような内容になりやすいと、消極的な見解が広まる一方だ。そしてドルが断トツに強く、ユーロ売りがじりじりと進んでいる。
 今ユーロドルが今週安値の1.3850を更新したが、この雰囲気だと更に1.37台に突入することも難しくないようだ。但し記者会見の後ユーロを買い戻すことも考えられ、所謂「噂で売り、事実で買い」という市場でよく見られる流れだ。
 一方、ECBより45分早く発表するBOE政策金利だが、0.50%の金利目標や2000億ポンドの資産購入プログラムなど現行の金融政策に変更はないはずだ。今のイギリスにとっては、もちろんこれ以上金融を緩和する必要がないが、引き締めるタイミングでもないと言える。ポンドドルがユーロに伴い、下落幅が拡大するところだが、1.58台をキープできるかどうかポイントになる。

2010.2.4日 3:13更新

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