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大統領の提案に対し
1月21日NY時間、オバマ米大統領は金融機関の巨大化に歯止めをかける方向で、過度なリスクを取る制限を一段と厳格化し、一部の金融機関にとって最も収益性の高い業務を制限するよう提案した。
もしこの提案が実行に移したら、投資マネーが急速に米国から流出する恐れがあるので、NY市場で株は急落し、特に銀行株が大幅に安くなり、ドルが強烈に売られた。
ところが、この提案があくまでも検討の段階で、大手金融機関は提案を反発しており、ガイトナー財務長官は新たな金融規制法案に慎重な姿勢を示しており、民主党の内部でも反対の声を聞こえる。それに民間企業に対する規制強化に反対する共和党や金融業界のロビー団体などが反発する公算が大きいので、大統領は「反対を唱えたら、闘う準備ができている」と強く言っても、必ず可決するわけにはいかない。しばらく時間が経ったら、市場が通常の動きを取り戻すだろう。
ドル・インデックスが好調だったが、この突然な材料により79の手前(78.80)で折り返し。ただオバマの提案は市場に与える影響が長く続かないと考えられるので、ドル・インデックスが再度上昇に転じ、少なくとも1回ぐらい80を試さないと気が済まないだろう。
2010.1.22日 2:10更新
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