English

  • FX
  • 為替勝力

為替勝力 フィリップFXブログ

先週一連の発表でますます沈めそうなドル

 FOMC声明に雇用統計の悪い結果を加え、投資マネーが一時的にリスク回避に回るように見えたが、金曜日NY市場でリスク資産が結局下落を見せず、ダウはプラスで終了した。非農業部門雇用者数の予測は外れたが、失業率の悪化によりドルが売られるというバークレイズキャピタル(Barclays Capital)の山本雅文さんの事前予測が見事に当たった。
 先週FRBの声明で利上げ観測が大幅に後退したことになった。金利先物市場の値動きはそれを素直に反映し、来年第3四半期に入る前に利上げする可能性は先週の84%から52%に大幅に低下した。それに失業率は10.2%という雇用市場の悪化で、米経済に対する悲観的な情緒が広まり、ドル・インデックスの安値を更新され、ドルがバスケット通貨に急落した。ユーロドルが一気に1.4860の短期レジスタンスを突破し、オージードルが0.91台に楽々に復帰した。一方BOEの資産買い入れプログラムが予想より拡大していないこともあり、先週末からポンドドルの上昇が凄く目立つ。
 ドイツ銀行が週明けでユーロドルの年内動向レート予測を前の1.50から1.55に修正した。一方モルガン・スタンレーも年内ユーロドルのターゲットが1.55との予測を出した。年内でドルの復活をますます望めなくなった。

2009.11.9日 4:17更新

固定ページ

アーカイブ

 

 

お知らせ

 

フィリップFX

お問い合わせ先
call 0120-883-308

フィリップFXはフィリップMT5へのサービス変更に伴い 6月1日より新規口座開設を停止しております。
近日中にフィリップMT5の口座開設に変更となりますので今しばらくお待ちください。

TOKYO PRO Marketといえばフィリップ証券