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為替勝力 フィリップFXブログ

大きな流れに小さな反発

 今日ドルがバスケット通貨に、特にオセアニア通貨に対し、ここ14ヶ月の安値から反発した。テクニカル的に調整が必要の上、ファンダメンタル面から、アジア時間に中国の指標発表がそのきっかけになったようだ。中国が第3四半期GDPと9月消費者物価指数を発表したが、GDPが市場の調査よりやや悪く、消費者物価指数が予想通りだった。総じてサプライズは無し、ドルを抑える要素にはならなかったため、一部の投資家が安心でドルを買い戻している模様だ。また先程米国9月景気先行指標総合指数の発表も予想より良い結果を収めたので、短期でドルが反発を続けてもおかしくはない。
 しかし流れは依然としてドル売りにある。反発があればもっと沢山なドル売り注文が殺到するだろう。現在米国に物価指数が高くなる様相がなく、つまりインフレリスクを見えないので、低金利を長期的に維持することは認識される。
 ユーロドルが水曜日に2008年8月以来初めて1.50の肝心なレジスタンスを破った。それにより2007年7月の高値1.60まで上昇する道が開いたといっても過言ではない。もちろんユーロ圏国はユーロ高に文句を言うのが理解できるが、世界の外貨準備はますますユーロに傾ける現状及びユーロ圏の経済状況を見るとユーロが買われ続けるのは当然だ。ユーロ圏の要人達が最近何回も強いドルが望ましいと声明を出したのに、米国がノーコメントで、「弱いドルは米国の国益だ」と暗示しているようだ。
 一方、豪州がすでに景気対策を解除する準備ができているし、イギリスも債券購入プログラムを拡大する可能性が低くなっている。今のところでドル買いにつながる材料は一つもないね。

2009.10.22日 10:46更新

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