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為替勝力 フィリップFXブログ

FRBよりRBA、USDよりAUD

 最近複数のFRB関係者はこれまでの非伝統的な景気対策について、インフレを抑制するためにタイムリーに解除するする上、迅速な行動は必要だと何回も語ったらしい。それによって、市場ではFRBにより利上げが予想より早く開始するのではないかという疑惑が浮上した。
 まず今月上旬にダラス連銀のフィッシャー総裁が、「経済状況が著しく改善した際の利上げを一旦開始すれば、2004-2005年の引締め局面よりも早いペースになるだろう」と語った。それに昨日フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁が、「FRBが失業率が容認可能な水準に戻る前に行動する必要がある。政策転換の時期が来たら、速やかに、恐らく大胆に行動する必要がある」と語った。
 金融システムが安定しつつあるし、消費支出も拡大している米国の現状だが、住宅市場と雇用市場は依然として低迷の状態が続いている。政策転換の時期が近づいていると言うものの、正確にタイミングをつかめるのは簡単なことではない。早ければ景気回復を抑えてしまい、遅ければインフレを抑制できなくなるので、FRBが難しい選択肢を与えられる。
 FRBよりずっとはっきりしているのはRBA(豪連邦準備銀行)だ。昨日RBA関係者が政策金利に関して年内合計50bp利上げする可能性を示唆した。RBAを研究する有名なジャーナリストであるテリー・マケイン(Terry McCrann)は、RBAが11月と12月にそれぞれ25bp利上げの実施はほぼ確実だと語った。今は特に動いていないが、年末に向けオージードルが買われる傾向が段々強まっていくから、投資家にとって一つのチャンスだと言えよう。

2009.9.30日 2:47更新

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