為替勝力 フィリップFXブログ
ただの「お祝い」ではないか
政権交代により日本円が安くなり、ドル円・ユーロ円とも上がると予想したが、月曜日マーケットがオープンしてから間もなくドル円もクロス円も急激に下げられ、大外れだった。円が買われる理由を考えたら、確かに民主党が圧倒的な勝利を収めたが、それも市場に予想されたので為替動向に与える影響が薄いはずだ。また新政権が発足したばかり、これからの経済モデルを丸見えするのが少なくとも数ヶ月かかるので、選挙の結果だけで円が断トツに強まるのは正直に納得できない。だから私は今の円高がただ民主党の圧勝に対し、一つのお祝いに過ぎないと理解し、今週しばらく時間をかけてお祝いをするが、米雇用統計の発表が近くなると投資家の関心が選挙から雇用統計に移るだろう。但しこの「お祝い」期間に日経平均指数を注目しないわけにはいかない。市場が選挙の結果に満足しているかどうか株価の変化で分かる。日経平均が連日に上がることは、市場が満足していることを示し、リスク選好を前進させる兆しだが、逆だったら円高に気をつけよう。
今ドル円のレンジは大よそ92円~95円だが、7月の安値・91.70近辺のサポートラインが割れない限り、また95円のレジスタンスを試しに行くと思うから、92円前後ドル円ロングを考えたい。但し、金曜日に米雇用統計の発表は悪いと危険だ。その時ドル円とクロス円がまた下げ始めるかもしれないので、円売りを一旦終了したほうが良い。
2009.8.31日 3:04更新
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