為替勝力 フィリップFXブログ
フォーカス→日本円
選挙はもう目の前だね。自民党が引き続き政権を取ることは難しいと市場が判断しているが、仮に民主党が政権を取るとしたら、一連の新たな政治・金融政策により、円はどうなるかを考えてみよう。
民主党要人の発言により、民主党が政権を取った後、外貨準備政策に大きな変更はなく、各主要通貨の準備高を調整する予定がないとのことだ。確かにドルの準備高を低減すればドル相場と米国債相場の下落及び長期金利の上昇を招致する。そして米国経済が再びピンチに陥り、株の急落を避けられないので日米関係の大切さにより外貨準備高の変遷が今のところ日本にとってはとても考えられないことだ。しかし金融政策が今まで通りにしても民主党が日本国民に約束した新たな政策を考えると、政府支出の拡大により、財政的不安定要素をもたらす。また選挙そのものが高いリスクが伴っており、選挙の結果がどうなろうとしても短期的に円の下向きリスクが高いだろう。
米国の金融システムがまだ健全ではないという話題が広がっているところだが、とにかくドル買い・円買いでリスクを回避しようと最近多くの市場参加者がそう考えている。特に円の場合、米国の金融リスクに選挙の影響も加えたため、仲間のドルよりも強く、ドル円を下げる展開となった。しかし選挙が終わったら、政治的リスクを感じる上、イベント前の織り込み済みもあり、ドル及び安定性を示すユーロに対し下落する可能性が高い。だから個人的にはもう少し様子を見てから選挙の直前(今週末?)にドル円或いはユーロ円を買うという短期的な戦略を組んでもいいと思う。
2009.8.26日 2:53更新
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